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未来へ

物の締結をつかさどる「究極のねじ」とはいったいどのようなねじなのでしょうか?
普通に締め付けるだけで緩まないねじ……
静的強度や疲労強度が大きいねじ……
潤滑油なしでも安定した軸力が得られるねじ……
これらの条件を満たすのに最も近いねじがモーションタイトです。

当初モーションタイトは、「普通に締め付けるだけで緩まないねじ」というオンリーワンの製品を目指して開発をスタートしました。しかし、さまざまなテストを行っていくうちに「どんなに優れたボルトでも安定した軸力が得られなければ、ボルトが持つ本来の力を発揮することができない」というごく当たり前なことに改めて気付かされます。必要な軸力が安定して付与されれば、ねじは簡単に緩むこともなく、疲労による折損も起きにくくなります。疲労強度の向上に加え軸力のバラツキを抑えることができれば、強度計算上のロスが減るため、ねじのダウンサイジングが可能となり、部品や製品自体の小型化にもつながります。
このように考えると「究極のねじ」とは、世の中の省エネルギー化に貢献できる機能を持ったねじ、ということになるのでしょうか。

乗り物は水素や電気で動き、無人運転が主流になっていきます。
AIは進化し、半導体はさらに小さくなり、技術は進歩し続けます。
100年後の未来には、どんなねじが使われているのでしょうか?
きっと「モーションタイト」よりも優れたねじが、数多く使用されているのでしょう。それは、どんな形状をしているのでしょう。考えるだけで楽しくなります。ねじには無限の可能性があるのですから。

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